採用情報
先輩社員インタビュー
幅広い知識と
細やかな配慮ができる技術者へ
荻野 さん
工場職 2016年入社
"ものづくり″から電機整備の仕事へ。
子どもの頃から父や祖父の影響もあり機械いじりをしながら育ちました。学生時代・前職とも畜産関係でしたが、道具や台車を修理したり、溶接を習って新しく製作したりするなど、〝ものづくり″は自分自身でもありました。
入社当時は溶接工として仕事に励んでいた時、製品や整備工程の一部だけに関わることが多く、製品全体を理解していませんでした。電機はその逆で、これまでに経験したことがない分野でしたが、盤(制御盤・操作盤・分電盤・中継ボックスなど)の製作や機械への配電など、だんだん一つの形になっていくことが、とても面白く遣り甲斐を感じました。
私が製作・整備している揚重機などは、トンネルやシールド坑内で使いますので稼動現場を見ることがありません。私の仕事として完了しても、現場で順調に稼動しているのか不安が付きものです。しかし先日、私たちが手掛けた機械が、鹿児島テレビのニュース番組で映った時はすごく感動しましたね。
多角的な視点からの気づきと、
汎用性の高い技術を目指して。
当社の特徴としてオーダーや特殊な製品が多いので、電機そのものの知識を深めると同時に、幅広い知識と配慮が求められます。建設現場での設置や稼動に関わることが少ないので、場所の状況や方法など、見えない現場のあらゆる場面を想定し、現場の方たちがその場で対処できるようにイメージして考えます。
設置の角度や位置が変わっても不足しない電線の長さや、左右逆でも稼動できる部品の組付け方など、細やかに配慮した仕事を心がけるようになりました。使う人に親切に。試行錯誤の毎日ですが、いつも新鮮な気持ちで仕事に挑むことができています。
仲間たちの手厚いサポートで成長を実感。
当社では職人然とした責任感やプロ意識を持つ先輩方が多く、とても丁寧で行き届いた指導をしていただいています。機械の不具合・修理にかかる時には、原因となった事象を分析し、改善策を話し合ったりする仲間たちがいて、先輩方も一緒に対策を練り、導いてくれます。今の私の目標は、制御盤設計ができるようになることです。今までの実践経験を設計に反映できれば、リカバリーもしやすく失敗を成功につなげることができます。
また、「自動化・連動化」の設計ができる人が少ないので、近い未来できるようになりたいです。それらの目標に近づくための自己研鑽。少し前まで手書きしていた回路図をCADで描くようになりました。スキルアップと同時に設計部との相互伝達もスムーズになりました。電機整備の技術・知識だけでなく、多様な実用的スキルも研磨し続ければ、その先に目標達成の他にも見えてくるものがありそうで、楽しみです。
『一旦やってみる』が、
創造力や問題解決の力をつける。
私が息子たちによく言うことが『一旦やってみろ』「とりあえずやってみろ」です。「やってみないと何もわからない」と。前職(畜産)を選んだ理由は、好き・興味がある、でした。クロダテックで溶接から電機へ転向した理由は、知らないから一旦やってみよう、やり直しがきくから失敗してもいいかなと。
「やってみる・うまくいくかも」と考えることで新しい情報や知識をどんどん吸収してきました。知見が広がると自分の興味やアイデアが湧出し、トラブルや他部署からの難題にも前向きに取り組めるようになってきましたね。
自分にとっての〝ものづくり"は、ゲーム機(おもちゃ)を分解→組立の楽しさから始まりました。溶接工として入社しましたが、今では電機関係、主に揚重機の整備を担当しています。電機の知識や技術を習得しながら更なる高みを目指し、日々の業務に取り組んでいます。